個人事業主が派遣バイトで上手に副業する方法とは
個人事業主として働く方の中には、本業のスキマ時間を上手く使って副業で稼ごうとする方も多いと思います。
そんな個人事業主の副業として、人材派遣会社の求人で働く方法はおすすめです。
人材派遣とは、派遣会社と有期雇用契約を結び、派遣先企業で働くスタイルです。
派遣会社は、登録だけしておいて自分の都合のつく求人が出たら働くことができるため、本業のある個人事業主にとっては便利なシステムです。
条件を満たせば、個人事業主にとって嬉しい社会保険の加入もできますし、派遣を利用して自分に足りないスキルや経験を積むことも可能です。
引用:派遣タカラ島
派遣先企業とは間接雇用の関係性となるため、たとえば残業やシフト変更といった雇用契約違反となるような要求をしてきません。
基本的に定時で上がれますし、有期雇用契約なので不安定な雇用環境である分、時給に反映されるので、高時給で短期的に稼ぎたい個人事業主にとってピッタリな制度といえます。
ただし、派遣求人すべてが働きやすい環境とは言えません。
ここだけは押さえておきたいポイントがあるため、解説していきます。
製造系の工場勤務は避ける
工場勤務で働く派遣求人は、それほど時給が良くないですし、フルタイムが多い上に夜勤のある交代制のシフトで働く派遣先もあるので、ハードすぎて個人事業主には向かないでしょう。
また、工場勤務のお仕事は、2020年のコロナ騒動によって求人が冷え込んだ業種の一つでもあるため、しばらくはエントリーを避けた方が良いです。
年収130万円以上稼いだ方がオトク
もし、ある程度派遣で働ける時間を確保できるのであれば、思い切ってフルタイムでバリバリ働けば、社会保険に加入することができます。
社会保険とは、健康保険と厚生年金のことです。
健康保険は、派遣会社と折半で支払うことになりますし、傷病手当金やお子さんがいる場合は扶養に入れることができるので、オトクになります。
厚生年金も、同じく派遣会社と折半となります。
国民年金よりも老後の年金額が上乗せできたり、遺族年金や障害年金の支給対象になるため、やはりオトクです。
個人事業主の収入は届け出を出して青色申告で!
「個人事業主」として申請すれば、確定申告で青色申告ができるようになります。
青色申告をすれば、65万円控除が受けられるようになるので、節税対策になります。
今は、会計ソフトなど購入しなくてもクラウドサービスがあるため、すべてネット上で確定申告を完了させることができます。
また、事業にかかる経費も堂々と計上しやすいので、収益アップを考えるなら青色申告はすべきです。
まとめ
一つ、勘違いしてはいけないポイントが、派遣の仕事はメインの収入源にはなりえないところです。
派遣は、あくまでも有期雇用契約で働くため、いつ派遣切りに遭って失業状態になるかわかりません。比重としては、あくまでも個人事業主として安定した収入が得られるよう努力していくことが大切です。
働いていく中で、派遣の仕事をもっと続けたいと思うようになったら、派遣先企業へ入社が可能な紹介予定派遣制度を利用して下さい。
紹介予定派遣は、最長6ヶ月間派遣先で働いた後、派遣先と本人の同意があれば、直接雇用が成立する制度です。
もし利用するときは、必ず正社員で雇用されるわけではなく、派遣期間後に100%採用される保証もないところに、注意して下さい。
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